アートメイク大全

   

アートメイクの危険性。アートメイクで起こる副作用のリスク。

アートメイクとは、皮膚に針を用いて染色することでメイクをしたような素顔になれる技術で、メイクをする手間が省けたり、水にぬれても落ちないことから好んで施術を受ける人が増加しています。
ただし、施術には副作用のリスクもありますので、それを十分に理解した上で施術を決めることが大切です。
アートメイクの副作用として懸念すべきことの一つに、アレルギー反応(体内に取り込んだ物に対して、体が異物と判断したことにより起こる拒絶反応)があります。アレルギーと聞くと、卵やソバなどの食物に関するものを思い浮かべる人も多いかと思いますが、施術に使用する染料に反応してアレルギー症状を引き起こす可能性も十分に考えられます。肌が荒れたり、できものが出来るなど部分的な反応が多いようですが、アナフィラキシーショックを起こしてしまうこともあります。アナフィラキシーとは呼吸困難(呼吸促迫)や失神、意識不明などの症状を起こす重度なアレルギー反応で、命に危険が及ぶ可能性もゼロではありません。

特に、普段から肌が弱い、アトピーや慢性蕁麻疹等の症状がありアレルギーに対して懸念がある方は、専門家に相談して施術可能かどうかをしっかりと検討すること、また施術を決めた場合はパッチテストを行って耐性を確認するとともに、万が一に備えて医療設備が整った施設で施術を受けることをおすすめします。
その他の副作用やリスクについても把握しておきましょう。体質によっては、傷跡がケロイド状になる方もいます。ケロイド防止の傷跡テープもありますが、効果の程も体質によるところが大きいようです。女性が帝王切開で出産した後、傷跡テープを処方される場合がありますが、それをしっかりと貼って術後を過ごしたとしても傷跡ミミズ腫れのように太く盛り上がってしまい、残ってしまったという人もいました。
アートメイクの場合は、服で隠せる範囲ではなく顔にケロイドが残ってしまうことになりますので、体質的にケロイドになりやすい人の施術は断っている施設もあるようです。せっかく施術をしても同時に傷が残ってしまっては人に顔を見てられることが苦痛になりかねません。ご自身の体質を理解した上で検討しましょう。

体質やリスクの問題をクリアして希望通りに施術が出来たとしても、仕上がりが自分のイメージと違ったり、数年経ってメイクの流行が変わってしまい、違うメイクにしたくなることも十分にあり得ます。
とはいえ、一度アートメイクをしてしまうと簡単に取ることは出来ません。それがメリットでもあり、デメリットでもあるということを理解しておかなければなりません。
どうしても消したくなった場合、一般的にはレーザーによる治療が行われます。一度の治療ではなかなか難しいので、複数回治療を受けることで徐々に薄くなっていくという形で除去をしていきます。

刺青と比べて皮膚の薄い部分に針で色素を入れているので、刺青よりは消しやすいと言われています。しかし使用した染料の成分や施術方法などによっては100%キレイに消すことが難しく部分的に残ってしまうこともあります。染料の種類や成分、施術方法については依頼した施設がきちんと把握しているはずですので、それらを確認のうえキレイに消す方法を相談しましょう。
ただ、複数回のレーザー治療にはそれなりの費用がかかりますし、皮膚にとっても大きな負担となります。アートメイクの施術同様に、アレルギーや傷跡が残ってしまうという副作用があった事例も報告されています。つまり、除去をするにも大きなリスクがあるということまで理解した上で、本当にアートメイクをするのかどうかよく検討する必要があると思います。

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